目のかゆみや痛み、視力低下、異物感がある、など目に関するお悩み全般に対応しております。
目の病気では、ほとんど自覚症状の無いままに視力が大きく低下したり、視野狭窄(見える範囲が狭くなる)が進んだりするケースが少なくありません。早期受診により、早期発見、進行抑制など、対応できる範囲が広がります。また、治療にまつわる患者様の負担もずっと軽くなります。些細なことでもお気軽にご来院ご相談ください。
結膜炎とは、結膜が赤く充血して炎症を起こす病気です。
感染で起こる細菌性結膜炎、ウィルス性結膜炎、アレルギーで起こるアレルギー性結膜炎などさまざまな種類があります。
おおむね、点眼薬で治りますが、ウィルス性(はやり目)など感染力の強いものもあります。
またアレルギー性の場合は、かゆみや充血があります。一年を通して起こる通年性とある季節にだけ起こる季節性があります。代表的なものは、ダニやハウスダストによるもの、また花粉症などです。
アレルギーの原因を特定することが大切です。気になる症状がありましたら早めにご相談ください。
まぶたの縁にある脂腺などに細菌が感染し化膿したものです。
原因となる細菌は主に「ブドウ状球菌」で、この菌の感染により生じます。まぶたの不衛生、汚い手で触ること、コンタクトレンズの汚れ、体調不良、 多量の飲酒などが原因としてあげられます。抗生物質の点眼薬・眼軟膏などの外用薬や、内服薬を用います。一般的には薬を使うと2~3日で症状が軽くなり、4~5日すると治ります。
まぶたにあるマイボーム腺の出口がつまって慢性的な炎症が起きる結果、肉芽腫という塊ができる病気です。まぶたにころころとした「しこり」ができます。 細菌感染を伴わない無菌性の炎症ですが、細菌感染を伴う場合はものもらいと同じように、赤くなり痛みがでます。これを急性霰粒腫と呼んでいます。
「結膜弛緩症」とは、その名のとおり、結膜が弛緩した状態をいいます。「結膜」とは、眼表面のうち、白目の一番表面にある部分のことです。眼球壁を覆っている半透明の膜で、適度なゆるみがあり、上下左右などの眼球運動がしやすいようになっています。このゆるみが強くなった状態が結膜弛緩症です。
瞬目(まばたき)の際に角膜に繰り返し接触し、角膜びらん点状角膜炎や充血、涙目の原因となる高齢者に多い疾患です。
まずは点眼薬で治療を行い、改善がないようであれば手術を検討する場合もあります。
ピントを合わせるためのレンズの役割を持つ水晶体が濁り、視界がかすんだり光のまぶしさが増すなどの症状が出る病気です。発症の原因としては加齢が最も多く、早い人では40歳位から発症することもあります。 水晶体の濁りは少しずつゆっくり進行します。点眼薬で進行を抑制することは可能ですが一度濁った水晶体は元通り透明にはなりません。また、加齢以外の原因として、眼球を打撲した場合やアトピー性皮膚炎をお持ちの場合は、より若年でも発症する可能性があります。
ものがスッキリ見えなくなったり、眩しくて目を開けていることが辛くなってきたら、一度眼科での受診をおすすめします。
白内障の程度にもよりますが、点眼液での治療など行うことができます。
メガネを合わせても見えにくい、かすみが強くなった、など日常生活に支障を感じるような症状があれば手術を検討いたします。
今おこなわれている最も一般的な手術の方法は、水晶体超音波乳化吸引術および眼内レンズ挿入術というもので、水晶体嚢[のう]という水晶体の前側を丸くあけ、特殊な超音波の器械で濁った中の水晶体を細かく砕いて吸いだし、そこに眼内レンズという透明な小さな眼内レンズを挿入します。 眼内レンズは折りたたまれて挿入し、目の中で広がるため、非常に小さな傷口から手術が可能で、基本的に傷口の縫合は必要ありません。白内障の状態にもよりますが、手術に要する時間はおおむね10〜20分程度となっています
大きさは直径6ミリくらいの小さなレンズで、これを水晶体の袋の中に固定させます。眼内レンズは挿入後は異物感などはありません。以前は、遠方(おおむね目から5m程度の距離)か近方(目から40〜50cm程度の距離)、もしくは中間(目から1〜2m程度の距離)のいずれかにピントの合う単焦点眼内レンズしかありませんでしたが、現在は乱視が矯正できる乱視矯正度数付き眼内レンズ(トーリックレンズ)や遠方・及び近方、遠方及び中間がいずれも見える多焦点眼内レンズ(焦点深度拡張型眼内レンズ)も登場し、術後の見え方の希望から様々な眼内レンズを選択できるようになってきました。
当院では、患者様の生活で重視する距離などをしっかりカウンセリングさせていただき、最適な眼内レンズをご提案させていただきます。
緑内障には様々な原因がありますが、目の神経が損傷し視野が欠けていく病気です。
過去の調査では日本人の40歳以上の方は20人に1人が緑内障であると言われています。
緑内障は初期には自覚症状がほとんど無いため、自覚症状が出始めた頃には病状がかなり進行している場合が多くあります。
緑内障は進行すると最終的に失明をする病気なので、早期発見、早期治療開始が望ましいです。
40歳を過ぎたら一度眼科で診察をうけることをおすすめします。
緑内障には以下の分類があります。
房水(目の中の水)の出口である線維柱帯が徐々に目詰まりし、眼圧が上昇します。ゆっくりと病気が進行していくタイプの緑内障です。
眼圧が正常範囲(10~21mmHg)にも関わらず緑内障になる人がいます。これを正常眼圧緑内障と呼び、開放隅角緑内障に分類されます。近年行われた全国的な調査の結果から、緑内障の約7割が正常眼圧緑内障であり、また欧米にくらべて日本人に多いことがわかりました。
隅角が狭くなり、ふさがって房水の流れが妨げられ(線維柱帯がふさがれて)眼圧が上昇します。慢性型と急性型があります。
生まれつき眼内の水の流れ路が未発達であることから起こる緑内障です。
外傷、角膜の病気、網膜剥離、目の炎症など、他の目の疾患による眼圧上昇や、ステロイドホルモン剤などの薬剤による眼圧上昇によっておこる緑内障です。
緑内障のリスク要因として近視が強い方や年齢があります。元々、近視が強い方は目の神経の周辺部分の組織が薄くなりやすいため、緑内障になりやすい傾向にあると言われています。また年齢が上がるにつれて、緑内障の有病率が高くなっています。
緑内障初期の場合、自覚症状はほとんどないため、たまたま他の病気で眼科にかかった時に目の神経所見を指摘され、見つかる場合もあります。検診で指摘をうける場合は良いですが、見落されることも少なくありません。眼科で精密な検査を受けることをおすすめします。
緑内障は、完全に治療する方法はなく、眼圧を低く抑えることによって病気の進行を遅らせることができます。
治療方法としては「薬物療法」「レーザー治療」「手術療法」があります。薬物治療などでは充分に眼圧が下がらず病気が進行する場合は、眼圧を下げる手術を行います。
当院は、緑内障へのレーザー治療に力をいれています。
房水の出口である線維柱帯にレーザー光線を照射して房水の排出を促進し眼圧を下げる方法です。
短時間で終了し、手術前後の日常生活の制限もほとんどありません。
急性緑内障発作を起こした場合や発作を起こす可能性の高い眼に、レーザー光線で虹彩を切開する「レーザー虹彩切開術」を行い、新たに房水の通り道を作る方法です。
緑内障手術は、局所麻酔で行われるため、身体への負担も少なく、痛みもほとんどありません。 病気の進行状況や緑内障のタイプ等により、様々な手術方法があります。
当院では行っておりませんので必要時はご紹介となります。
実質治療時間は5〜10分程度と短時間で痛みもほとんどありません。外来で行うことが可能です。
治療後もほぼ通常の日常生活を送っていただけますので患者様へのご負担も最小限に抑えることができます。
一度レーザー治療を行うとしばらくの間(半年~数年)眼圧が低い状態が続くため、点眼のようにつけ忘れにより眼圧が高い状態になってしまうということがありません。また、繰り返しレーザーを打つことができることもメリットです。
診察にてレーザーが可能かどうか適応をしっかり判断いたします。
また、その他、網膜疾患(網膜剥離、糖尿病網膜症など)に対してもレーザー治療を行なっています。
症状の進行を抑えたり、停止させたりすることが可能です。
ドライアイは、目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによって涙が目の表面に均等に行きわたらなくなる病気です。
その結果、目の表面に傷ができやすくなったり、見え方が安定しなくなります。
近年、高齢化、エアコンの使用、パソコンやスマートフォンの使用、コンタクトレンズ装用者の増加に伴い、ドライアイの患者数は増加しており、その数は2,200万人ともいわれています。
下記の症状にチェックを入れてみてください。軽い症状でも長期間なくならない症状にはチェックを入れてください。
チェック項目が5つ以上ならドライアイの可能性があります。
ドライアイには「目が乾く」など典型的な症状だけでなく、様々な症状があります。
パソコンやテレビゲーム、細かい作業など、人間は集中するとまばたきの回数が減少します。乾燥した目の表面は摩擦が増え、その結果、傷つきやすくなり、場合によっては目の表面だけでなく、角膜や結膜の健康が損なわれる可能性があります。重症のドライアイは、中年女性を中心に多く見られる「シェーグレン症候群」を伴っている場合があります。
ドライアイでは、視力が良い方でも「ものがかすんで見える」など見え方にバラつきがでることがあります。それはさまざまな要因によって、涙が不安定になることにより起こります。
ドライアイは「乾く」や「疲れる」だけでなく、見え方にも影響を及ぼすケースがあり、実用視力が低下することがあります。
ドライアイの場合、目を守る働きをする涙の量が減ったり、涙の質のバランスが崩れることで、ごろごろしたり異物感があったりします。涙は目の表面を守るうえで非常に重要な役割を担っています。目の表面に傷ができたり、粘膜のバリアが破壊されてきた場合には不快な痛みを伴うことも多いと言われています。
「仕事で夕方は目が疲れやすい・・」や「よく寝たはずなのに目の疲れがとれない・・」などの症状があれば、ドライアイの可能性があります。人によっては頭痛を併発される場合もあります。
「最近、よく目が疲れる・・・」そんなお悩みはありませんか?
パソコンやテレビ、スマートフォンの画面などを見続ける生活により、知らず知らずのうちに目を酷使してしまっているのです。その結果、目が疲れやすい、あるいは何となく不快感を感じるという人が増えています。
こうした疲れ目などの原因として最近注目されているのが目の乾き、ドライアイです。
ドライアイは、涙の量が足りなくなったり、涙の成分が変化したりする病気であり、目の表面に傷を伴うことがあります。
ドライアイが進行すると、視力低下や痛み、角膜上皮剥離(角膜が乾燥してはがれる病気)を発症してしまうこともあります。
特に以下の方々はドライアイが発症しやすいことがすでに臨床研究からわかっています。
コンタクトレンズ使用されていない方に比べて目が乾燥しやすい状態にあります。目がごろごろする、充血するなどの症状が出る方はドライアイの可能性が高いです。
仕事で毎日パソコンを長時間使用する方、 ネットゲームで画面を凝視している方も注意が必要です。凝視している間にまばたきの回数が減り、目の表面の涙が不安定になると考えられています。
空調が効いたオフィスで一日中仕事をなさる方、家庭で無防備に空調の風を顔にあてている方、要注意です。目はすぐ乾いてしまいます。
屈折矯正手術のひとつは、レーザーで角膜を削って視力を向上させる手術。ほとんど場合、一時的に知覚低下が生じて、合併症として術後3~6カ月程度ドライアイになります。ほとんどの場合、一定期間が経過すれば改善されますが、中には長期に渡ってドライアイが改善されない場合もあります。
年をとると私たちの身体にはさまざまな老化現象が現れ、目も例外ではありません。 年齢を重ねるごとに涙をつくる涙腺の分泌機能が低下し、分泌する涙の量が減ることが知られており、加齢はドライアイの危険因子として知られています。
眼精疲労とは、目を酷使することにより、眼痛・眼のかすみ・まぶしさ・充血などの目の症状だけでなく、頭痛・肩こり・吐き気などの全身症状が出現し、 休息や睡眠をとっても十分に回復しえない状態をいいます。
ピントを調節する毛様体筋は自律神経によって支配されているため、目を使い過ぎて毛様体筋が疲れると、自律神経のバランスが崩れて、全身に症状があらわれると考えられています。
テレビ、パソコン、スマートフォンなどの画面を長時間見たり、メガネやコンタクトの不具合で目に負担がかかることなどで起こります。また、精神的なストレスも原因になっている場合があります。
無理して見ようとすることで目の筋肉に疲労が起こります。度の合わないメガネやコンタクトレンズを使っていると、無理にピントを合わせようとして毛様体筋に負担がかかるために疲労につながります。
涙の量が少なくなったり、涙の流れが悪くなったりして目が乾くと、目の表面を保護する涙の層(涙液層)が均等でなくなり、ものがはっきり見えにくくなります。
長時間のVDT作業やパソコン画面などの光の刺激、エアコンの風など
全身の健康に問題があると、目にかかる負荷が増えます。
・疲れやすい体質や夜勤や出張が多いなど生活リズムの変調
・精神的ストレス
・全身疾患・・・緑内障、白内障の他、脳神経疾患、高血圧、低血圧、糖尿病、自律神経失調症、月経異常など目以外の病気に伴って眼精疲労の症状が出ることもあります。
眼精疲労は目の疲れだけではなく、重篤な目や体の病気に起因していることがあります。 検査や診察などによって目の病気が発見されたら、その病気を治療することによって眼精疲労をおこしている原因をとりのぞくことができます。
眼鏡やコンタクトレンズなどの矯正不良についても適切なアドバイスができます。
まずは深刻な病気が隠れていないか、原因を特定するためにも眼科を受診しましょう。
ご自身でできる対策もあります。
まずはきちんと睡眠時間をとること、食事内容が偏らないようにすることなど、規則正しい生活を送ることが大切です。
また、照明やエアコンなどに配慮し、パソコンやスマートフォンを使用する際の環境、姿勢など生活環境を整えることで眼精疲労を軽減していくことは可能です。
ただ、症状や原因が様々で、単なる一時的な不快感・不調との区別がつけられないため、眼科医でなければ正しい診断・治療を行うことができません。現実に症状が発現し、目や心身に大きな負担がかかっている場合はお気軽にご相談ください。
流山おおたかの森S・C ANNEX2 4F
日帰り白内障手術
近視進行抑制治療
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